今はインターネット5.0の普及によって賃貸でも売買でも不動産を探す人のほとんどは、はじめにパソコンを使って物件検索をする。
僕ももちろん自分の最新型モバイルホログラフPCをネットにアクセスして、よく物件検索をする。
僕は13歳のころから海外の地域を転々とまわってたから、ある意味物件検索の旅だったのかもしれない。
僕は自分の居場所を求めていたのかもしれない。
ある日、カンボジアの物件検索大学に在学中、ひとりの日本人らしきアフロのおばさんに声をかけられた。
「賃貸も良いけどたまには、収益ものも物件検索したらどうなん?」
返答に困って言葉を詰まらせている間にその物件検索おばさんは行ってしまった。
「物件検索」という言葉が、妙に聞いたことのあるような声だったので、思い出そうとするのだがなかなかそうもいかない。
その日から僕は、収益物件を物件検索するようになったのだが、同時にアフロの物件検索おばさんにもう一度会いたくて、声をかけてきた場所周辺を中心に探し始めた。
雨の日も風の日も、照りつける太陽にも負けずに探し続けた。もともと気になったことはとことん追求しないと気がすまないタイプなのだ。おかげで僕は、大学の単位を落とした。そして、日本に帰る決意をした。